KUMANO
鈴木理策 RISAKU SUZUKI

空虚な中心から神話の記憶へ。
風景を「構築」し、追憶を「解体」し、カメラは移動する。

写真家・鈴木理策のファーストブック。小さなマッチの火の写真からはじまる本書は、皇居から、古代日本における宗教的想像力の源であった故郷・熊野へのはるかな道程、そして和歌山県新宮市の神社で行われる日本最古の火祭り「御燈祭」の火の粉で締めくくられる。これらの写真には地理的情報だけではなく、移動する時間が記録されている。

「『KUMANO』のイメージは、人間の介在によって変質し、かつ記憶の中に浸透している、歴史の層に埋め込まれたある『領域』が存在することに気付かせてくれる。普段何気なく目にする平凡な風景を切り取ったかに見えるこれらの写真は、確かに存在しているその『領域』の重要性を、明らかにしている」(「熊野、記憶の風景」デヴィッド・ムアマン)

帯に僅かな傷み、表紙にスレ・傷み少・背に褪せ有。中ページ良好。

光琳社出版, 1998
26×33cm
ソフトカバー | condition: B

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