[JAPANESE / REPRINTED EDITION]
XEROGRAFIA
Bruno Munari ブルーノ・ムナーリ

7,040円(税込)

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ムナーリが1963年頃から取り組んでいたXerox 914による複写実験をまとめた内容で、1970年のヴェネツィア・ビエンナーレ参加にあわせて制作された。コピー機のガラス面上で対象物を動かしながら複写することで、像のブレや移動そのものをイメージ化している。

ムナーリはイタリア未来派を起点に活動し、戦後はグラフィックデザイン、プロダクトデザイン、教育、美術書制作まで横断的に展開した存在。本書でも、複写機を単なる再生装置ではなく「画像を生成する道具」として扱う姿勢が一貫している。マクルーハン的なメディア論や、1960年から70年代のアーティストブック/コピーアート周辺の動向とも接続する一冊。

本書は、2026年4月にブリュッセルの「Saint-Martin Bookshop」で開催された展示に伴い復刊。アーティスト、ガブリエラ・ザラピ(Gabriella Zalapì)によるテキストを日本に訳して収録した4ページの冊子付。

「もし、万人のためにつくられた芸術ではなく、万人に属する芸術へと到達したいのであれば、芸術的行為を容易にする道具を見出す必要がある。同時に、誰もが創作をおこなえるだけの方法と素養を持てるようにしなければならない。ブルジョワ的概念に基づく偉大な芸術、すなわち『天才』によって手仕事で生み出され、ごく裕福な者だけに向けられた芸術は、もはや現代において意味を持たない。『万人のための芸術』と呼ばれるものも、単にその廉価版に過ぎず、依然として天才という観念を保持し続け、他のすべての人々に劣等感を抱かせている。現代の技術的可能性は、誰もが制作し、美的価値を持つ何かを生み出すことを可能にしうる。芸術に対する劣等感を克服した者であれば、長く抑圧されてきた自身の創造性を行動へ移すことができる。視覚的実践者の役割のひとつは、実験を重ね、道具を探求し、それらを制作を助ける『職人の秘訣』とともに次の人へ手渡していくことにある。

ランク・ゼロックスの機械は、誰もが表現することを助けうる力を備えている。本来はイメージを複製するために発明されたものだが、今日ではイメージそのものを生み出すことができる。もちろん、他のあらゆる媒体と同様に限界は存在する。しかし、たとえばピアノという楽器にも、長く伸ばした単音を鳴らせないという制約がある。それでもなお、ピアノが音の芸術作品を生み出しうる道具であることは疑いようがない。つまり、他の媒体と同様に、一定の制約の中で操作すること、そして当然ながら、すぐに傑作を生み出せると期待しないことが重要なのである。」
−ブルーノ・ムナーリ(1969年)
(twelvebooks)

SAINT-MARTIN BOOKSHOP, 2026
29.5×21cm 52p+4p
ソフトカバー | condition: A(新品)
ISBN: 9783905829099

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