和語表記による和様刊本の源流
論考篇・図版篇
新島実, 寺山祐策

『和語表記による和様刊本の源流』は、武蔵野美術大学造形研究センターによる5年にわたるプロジェクト「日本近世における文字印刷文化の総合的研究」の成果として刊行された展覧会図録。2018年に武蔵野美術大学美術館で開催された同名展では、近世日本の木版印刷による刊本を、書誌学だけでなく造形・デザインの視点から捉え直している。「和様刊本」とは、匡郭や行間の界線を用いず、漢字と平仮名、または片仮名を交えた和語表記による刊本を指す。本書では字形や表記、料紙、印刷、製本などを検証し、安土桃山から江戸期にかけての木版印刷文化を豊富な図版と論考から紹介。図版篇は研究対象の書物を可能な限り原寸大で掲載し、印刷表現そのものにも細かな検証を加えている。企画・監修は、グラフィックデザインや文字の比較発達史を研究してきた新島実と、ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン、視覚記号論、近代グラフィックデザイン史を専門とする寺山祐策。論考篇・図版篇の2冊構成。日本の書物史に加え、文字、印刷、造本、タイポグラフィを横断的に考察できる、資料性の高い一冊。

企画・監修: 新島実(Niijima Minoru)、寺山祐策

2冊セット、表紙にスレ、天にスレによるヨゴレ少有。中ページ良好。

武蔵野美術大学美術館・図書館, 2018
35×23cm,
ソフトカバー, condition: B

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