原色牧野植物大図鑑 正編・続編
牧野富太郎
Tomitaro Makino

「日本の植物学の父」といわれ、多数の新種を発見し、命名も行った近代植物分類学の権威、牧野富太郎(1862-1957)。日本中の野山を歩き回って調査し、その研究のためにおよそ40万もの標本を集め、数多のスケッチを残しました。本書は、牧野が78歳の時に出版した『原色牧野植物大図鑑』を元に、原色版として発行されたもの。原本を損ねないように、正確に復元しながらカラー化された精細な植物図が正編・続編で併せて1300ページ近くにわたる大ボリュームで印刷されています。紹介されている植物の数は述べ2,566種。雄しべや雌しべの形、ひとつの植物をかたちづくる器官やこまかな毛など、植物図から牧野のその生涯をたどる一冊。

北隆館, 1982/1987
27×20cm, 906p/538p
ハードカバー | condition: B