No.B magazine
Bernhard Willhelm
ベルンハルト・ウィルヘルム
Jurgen Teller

No.Aから始まりNo.Eまで刊行された、ベルギー発のファッションマガジン。本書は二号目にあたり、ドイツ人のファッションデザイナー、Bernhard Wilhelm（ベルンハルト・ウィルヘルム）の美学を軸に構成された実験的な号。演劇的で脱構築的な彼のデザイン哲学を反映しながら、Jurgen Teller（ユルゲン・テラー）やInez & Vinoodh（イネス＆ヴィノード）らによる写真、アート、グラフィックが一体となった誌面が展開されている。本誌はファッション誌の枠を超えた表現媒体として高く評価され、後に創刊された『A Magazine』の先駆けとも位置づけられる。『A Magazine』が毎号一人のデザイナーをキュレーターとして迎える形式を取ることとなるが、『No.B magazine』はその試みのプロトタイプとして、ファッションと出版の新たな関係性を提示した先駆的事例である。 2000年代初頭のヴィジュアル・カルチャーにおけるファッションとアートの融合を象徴する一冊。


表紙にスレによるヨゴレ・経年傷み、見開きページのノド剥がれ有。

Gijs Stork for Artimo, 2002
27×20cm, 198p
ソフトカバー | condition: B

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